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Microsoft、「Skype 8.0」のデスクトップ版公開 旧版は9月1日から使えなくなる
デスクトップ版「Skype」がバージョン8.0になる。ビデオ通話がHDになるなど新機能が追加され、今夏中には通話録音も可能になる。9月1日以降はバージョン7.0は使えなくなる。
米Microsoftは7月16日(現地時間)、通話/メッセージングサービス「Skype」のデスクトップ版をバージョン8にアップデートしたと発表した。Windows 10向けはUWP(Universal Windows Platform)として、それ以前のWindowsではアプリのアップデートとしてダウンロードする。
これは現行の「Skype 7.0」に置き換わるもので、9月1日以降はSkype 7.0は機能しなくなる。Microsoftはそれまでにアップデートするよう推奨している。米AppleのiPad向けSkypeアプリのバージョン8.0もローリングアウト中だ。
旧版を使えなくするのは「すべてのユーザーに最善のSkype体験を提供するため」。アップデートしても過去の会話履歴などが失われることはない。Microsoftは「9月1日以降は稼働するのはバージョン8.0のみになる」としている。
Skype 8.0の主な新機能は以下の通り。
- ビデオ通話の解像度がHD(1080p)に
- @mentionsが利用可能に
- 過去にやり取りしたファイル、リンク、画像を検索できる「Gallery」の追加
- 300MBまでのファイルをドラッグ&ドロップで共有可能に
今夏中に、既読通知、エンドツーエンドの会話の暗号化、通話の録音機能などの新機能を追加していく計画だ。
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