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見やすいファインダーを搭載したクラシカルでカッコいい入門機「X-T100」荻窪圭のデジカメレビュープラス(3/5 ページ)

富士フイルム「X-T100」はコンパクトで可愛いレトロ一眼レフ風のミラーレス一眼だ。一番の注目は、自撮りに対応したユニークなモニターの機構。これは面白い。

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 ファインダーは約236万ドットのOLED。ファインダー倍率は約0.62倍で、上位のX-T20と同じで、X-T2よりはちょっと劣る。エントリー機としては大きくて見やすく覗いていて不満はあまり感じない。これは良い。

 エントリーモデルらしいのは撮影モードダイヤルを持っていることだ。Xシリーズは撮影モードダイヤルを持たず、その代わりにシャッタースピードやレンズの絞りダイヤルを組み合わせて露出を決める(それもAにするとプログラムオートになる)のだが、X-A5やX-T100はかつての「FinePix」のように撮影モードダイヤルが搭載されているのだ。


上面から。右肩に撮影モードダイヤルと電子ダイヤル。左肩に昨日を割り当てられるファンクションダイヤル

背面から。モニターの右のボタン類は非常にシンプル

 注目はシーン自動認識オートの「SR+」(アドバンストSRオート)。エントリーモデルには欠かせない。

 シーンを認識すると画面下にそれを表示してくれる。

 人を撮るときは「人物」。


人を検出すると「人物」と表示される。右にあるタブは、タッチパネルで操作する。STDとあるのはフィルムシミュレーションモード

SR+で人物モードで撮影(15-45mm 31.4mm 1/200秒 F4.7 ISO400)

 夜だと「夜景」といった具合。


夜景と判断された夜の浅草。ちなみに、SR+モードでも露出補正が可能(露出補正のとなりに青いダイヤルのアイコンが表示されている)

夜景モードで撮影。ISO感度が上がって手持ちで夜景を撮るモードとなっている。感度がISO2500まで上がったがディテールもしっかりしていてクオリティは高い(15-45mm 15mm 1/34秒 F3.5 ISO2500)

 メインの被写体としてカメラが判断したエリアが緑の枠で表示されるのは分かりやすい。それが間違ってると思ったら、タッチAFを使えば良いのである。


タッチAFを使って左下にフォーカスを合わせて撮影。ローカル線の整理券を出す機械(無人駅が多いため)。車内の青い水族館ペイントとの対比が良かったので(15-45mm 15mm 1/125秒 F3.5 ISO200)

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