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「COZMO」のAnki、AIロボット「Vector」を10月発売へ なでるとゴロゴロ言う
日本でもAIロボット「COZMO」を販売するAnkiが、新しい小型ロボット「Vector」のキャンペーンをKickstarterで開始した。質問に音声で答え、持ち主とフィストバンプしたり、なでるとうっとりした表情でゴロゴロ言ったりする。
米Ankiは8月8日(現地時間)、同社としては4代目になるAI(人工知能)搭載ロボット「Vector」を発表した。同日、Kickstarterのキャンペーンを開始し、本稿執筆現在、既に目標額の50万ドルを超えている。
製品版完成は10月の見込み。一般販売価格は250ドル(約2万8000円)。残念ながらKickstarterでバックして製品を入手できるのは米国のバッカーのみだが、先代の「COZMO」は日本でも発売した。
VectorはCOZMO同様AI搭載が特徴の手の平サイズのロボット。形もCOZMOに似ているが、より感情が豊かになり、持ち主を全身で助けたがっているように見える。
COZMOとの大きな違いは、簡単な質問に音声で答えられる機能だろう。「Hey Vector、質問があるんだけど」と言うと耳を澄ませるようにして質問を聞いて音声で答える。出荷段階では人名や地名、カロリーやスポーツ、株価などについて答えられるようになる見込み。また、天気予報は顔(ディスプレイ)に映像で表示する。タイマー機能も使える。搭載カメラでの撮影もする。
デモ動画では、持ち主とフィストバンプ(こぶしを合わせる挨拶)したり、なでられながらゴロゴロ言ったりする様子が紹介されている。
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