Bose、Amazon Alexa搭載スマートスピーカーとサウンドバー発売へ
Boseが、音声アシスタント「Amazon Alexa」搭載のスマートスピーカーとサウンドバーを10月に発売する。Alexa以外の音声アシスタントとAppleの「AirPlay 2」にも対応する見込みだ。サウンドバーは「Sonos Beam」よりも100ドル以上高い。
米Boseは8月28日(現地時間)、米Amazon.comの音声アシスタント「Alexa」を搭載するホームスピーカーとサウンドバーを発表した。10月に発売の見込み。他の音声アシスタントも搭載予定であり、米Appleの「AirPlay 2」には2019年初旬に対応する計画だ。
無線スマートスピーカーの「Home Speaker 500」は、シームレスなアルミ筐体で、サイズは高さ20×幅15×奥行き10センチ(インチからの換算)。色は黒と白の2色。前面の小さな液晶ディスプレイはタッチスクリーンではなく、ストリーミング中の楽曲のアルバムジャケットが表示される。
天面に多数のボタンが付いている。中央はボリュームと先送りボタン、その左右に音声アシスタントの無効ボタンとBluetoothボタンがある。手前の1から6までの番号ボタンは、お気に入りのプレイリストやラジオ局をプリセットするためのものだ。リモコンやモバイルアプリでも制御できる。
価格は399.95ドル(約4万4000円)で、オンラインおよび直営店で販売の予定だ。
サウンドバーの「Soundbar 700」と「Soundbar 500」もAlexaをサポートする。Soundbar 700は約5×10×97センチで価格は799.95ドル、Soundbar 500は約約4×10×79センチで価格は549.95ドル。
HDMI ARCをサポートし、部屋の環境に合わせて音響を自動最適化するBoseの「ADAPTiQ」技術を採用した。無線モジュールで他の製品と接続することで5.1サラウンドを構築できるとしている。
6月には米SonosがAlexa搭載でAirPlay 2サポートのサウンドバー「Sonos Beam」を399ドルで発表した。
関連記事
- 「Sonos Beam」は「AirPlay 2」(Siri)、Alexa、Googleアシスタントをサポート
Sonosのサウンドバー第2弾「Sonos Beam」はAppleのAirPlay 2をサポートするので、Siriで操作可能だ。Amazon.comのAlexaでも操作でき、今後のアップデートでGoogleアシスタントもサポートする計画。 - スマートスピーカーの世界市場、AmazonとGoogleでシェアの約7割だが中国勢とAppleが猛追──Strategy Analytics調べ
Strategy Analyticsによると、1〜3月に世界で出荷されたスマートスピーカーは前年同期比278%の940万台。メーカー別シェアではAmazonがトップ、Googleが2位だが、中国のAlibabaとXiaomi、Appleもシェアを拡大している。 - Amazon、「Alexa」をより簡単に無線イヤフォンなどに組み込める開発キット提供へ Boseも採用
Amazonが、音声アシスタント「Alexa」を手軽に製品に組み込むための開発キット「Alexa Mobile Accessory Kit」を発表した。「Alexa Voice Service(AVS)」搭載のBluetoothイヤフォンやスマートウォッチなどが登場しそうだ。 - Bose、「Googleアシスタント」搭載無線ヘッドフォン「QC35 II」を349.95ドルで発売
Boseが、Googleの音声アシスタント「Googleアシスタント」呼び出し専用ボタン付き無線ヘッドフォン「QC35 II」を発売した。日本でも販売している「QC35」の後継モデルで、Siriの呼び出しもできる。 - Bose、睡眠用イヤフォン「sleepbuds」を249ドルで発売へ
Boseが、音楽ではなく睡眠に向くサウンドを最長16時間長し続ける眠るための無線イヤフォン「sleepbuds」の製品版をまずは米国で発売する。価格は249ドル(約2万7500円)。片耳わずか1.4グラムで、付けたまま寝ても気にならないように設計したとしている。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.