Gboardに自分に似た絵文字ステッカー作成機能 ニューラルネットワーク採用
Googleのモバイルキーボードアプリ「Gboard」に、セルフィー画像から自分のアバターステッカー「Mini」を作成する機能が追加された。
米Googleは10月31日(現地時間)、AndroidおよびiOS向けキーボードアプリ「Gboard」に、自撮り画像から作る自分独自のアバターステッカー「Mini」を追加したと発表した。日本語版でも既に使えるようになっている。
ステッカーを作るには、Gboardのキーボードで絵文字→ステッカーを選ぶと右端に顔のアイコンが表示されるので、これをタップして作成ボタンをタップする(上画像)。
前面カメラが起動するので、表示される枠内に自分の顔を合わせてシャッターボタンを押すと、「miniを作成しています」と表示され、画面下にカスタマイズ候補が3つ表示される。ここでいずれかを選ぶと、ヘアスタイル、髪の色、肌の色、顔の輪郭、メガネ、帽子、Tシャツの色、イヤリングなどを選択していくと、基本的な自分のアバターが完成する。
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ステッカーを1つ作ると、そのバリエーションは自動的に作られる。
Googleによると、Miniは機械学習と芸術の融合とのこと。セルフィーを撮影すると、ニューラルネットワークが肌や着ている服の色、髪型やメガネの有無などを検知してベースになるアバターを自動作成する。
GboardのMini機能は、Googleが昨年5月にメッセージングアプリ「Allo」に追加したオリジナルスタンプ作成機能と同じ技術を使っている。
自分に似たアバターを作る機能としては、米Appleの「Memoji」、米Snapchatの「Bitmoji」、韓国Samsung Electronicsの「AR Emoji(AR絵文字)」などがある。なお、GoogleのMiniは他のサービスと異なり静止画のみだ。
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