VAIO(長野県安曇野市)は11月1日、電子黒板事業で台湾BenQ Corporationと提携すると発表した。BenQ製の大型電子黒板を「VAIO Liberta」(バイオリベルタ)ブランドで法人向けに販売する。11月20日から注文を受け付ける。価格はオープン。
製品設計や製造、販売、導入支援、アフターサポートはBenQが担当し、VAIOは法人向けの販路拡大を担う。VAIOは電子黒板事業への参入で、企業内のペーパーレス化、リアルタイム情報共有、効率的な会議運営、遠隔コミュニケーションなど、高まる働き方改革ニーズに対応する構えだ。今後は、BenQが取り扱うその他製品についてもマーケティングと営業面で連携するという。
BenQはPC関連製品、家電、通信事業を手掛ける台湾のメーカー。日本では、日本法人のベンキュージャパンがPC向けディスプレイやプロジェクターを展開している。
VAIO Libertaで展開するのは「VA6501K」(65型)、「VA7501K」(75型)、「VA8601K」(86型)の3製品。いずれもBenQが製造する電子黒板「大型インタラクティブ・フラットパネル」(IFP)の上位モデル。タッチとペン入力対応の4Kディスプレイ、ユーザーアカウント管理などに使えるNFC(近距離無線通信)、室内の二酸化炭素濃度レベルを測る大気質センサーなどを備える。
このうち65型と75型は、BenQブランドでも日本市場向けに販売している。VAIOの広報によると、細かなアップデートを行い、VAIO Libertaの新製品としてあらためて発売するという。86型は日本市場に初投入となる。
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