Uber Japanは12月3日、2019年1月をめどに大阪府でタクシー配車サービスの提供を始めると発表した。同府内でタクシー事業を手掛ける未来都と協業。Uberの配車アプリで、10カ所超の営業所にある600台超のタクシーを呼べるようにする。
配車には、Uberのスマートフォンアプリ(iOS/Android)を活用。ユーザーは現在地や指定した場所に配車を依頼できる。行き先を決め、配車が確定すると、タクシーの到着時間や想定配車料金などをチェック可能に。支払いはアプリ内でクレジットカード決済で行う。
アプリ内言語は日本語以外も設定できる。2025年に大阪で開催される国際博覧会(万博)に向け、インバウンド需要に対応する考えだ。
Uber Japanは今年2月、各地のタクシー事業者と提携していく方針を発表。7月に兵庫県淡路島で実証実験を行った他、9月から名古屋市の事業者と連携してサービスを提供している。
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