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Facebook、ページのポリシー厳格化で“再犯防止” フェイクニュースやヘイトスピーチ対策で
フェイクニュースやヘイトスピーチ問題で批判されているFacebookが、ポリシー違反したページのオーナーによる他のページやグループも削除するようポリシーを厳格化した。また、ページオーナーによる品質保持を助ける「ページ品質」タブを追加する。
米Facebookは1月23日(現地時間)、Facebookページに関するポリシーを厳格化すると発表した。ポリシー違反でページを削除する際、そのページのオーナーが関わる他のページやグループ、イベント、アカウントも削除できるようにする。
従来のポリシーでは、ポリシーに違反したアカウントは新たにページを立ち上げることができないようになっていたが、あらかじめ複数のページを立ち上げておき、1つのページが削除されても同じ目的の投稿を別のページで展開するユーザーが後を絶たないため、ポリシーを強化する。
また、ページオーナー向けに新たに「ページ品質」タブを追加する。このタブには、「コミュニティ規定」に違反して削除されたページのコンテンツや第三者のコンテンツチェック組織から問題ありと評価されたコンテンツが表示される。
このタブは同日からローリングアウトしていく見込み。最初の段階では、ヘイトスピーチやヌードなどが対象で、スパムなどは対象外になる。
Facebookは昨年、フェイクニュースやヘイトスピーチ問題で批判された。それらの対策でポリシー改善や問題のある多数のページの削除をコンスタントに発表している。
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