“Hololensの父”キップマン氏、MWCの予告ティーザー動画をツイート「Hololens 2」か?
“Hololensの父”キップマン氏が、「MWCが楽しみ」とティーザー動画をツイートした。カーボンファイバーやプロセッサのようなものが出てくる42秒の動画で、「Hololens 2」の予告とみられる。
米MicrosoftのAI Perception & MR、AI Cognitive Services & Platformを率いるテクニカルフェロー、アレックス・キップマン氏は2月11日(現地時間)、約40秒のティーザー動画に「2.24.19 #MWC19 - are you excited? I know I am...(2月24日。MWC、楽しみかい? 私は楽しみだ)」というコメントを添えてツイートした。
キップマン氏は様々なイベントでWindows Mixed Reality対応ヘッドセット型デバイス「Hololens」を披露し、“Hololensの父”と呼ばれている。
初代Hololensは2015年に同氏が発表し、2016年3月末に米国で、2017年1月に日本で発売された。
キップマン氏は2月25日からスペインのバルセロナで開催のMWC(以前はMobile World Congressと呼ばれていた)の前日にMicrosoftが同地で開催するイベントに、サティア・ナデラCEOなどと共に登壇する予定だ。
キップマン氏のツイートおよび動画にはHololensという単語はいっさい出てこないが、うわさの「Hololens 2」をMWCで発表するとみられる。同社は2017年に、次期Hololensのカスタムプロセッサ「HPU(Holographic Processing Unit) 2.0」にAIコプロセッサを組み込むと発表したが、その出荷予定などは公式には発表していない。
動画はカーボンファイバーのようなものとコプロセッサのような四角い板が出てくるもので、最後にMWCのイベントの日時が表示される。
これまでのHololens 2のうわさとしては、最新世代のKinectセンサーを搭載し、プロセッサはIntelからQualcommのSnapdragon 850に移行すると言われている。
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