メルカリと日本郵便は3月14日、発送したい商品を郵便局に持ち込み、その場で梱包できる「つつメルすぽっと」の実証実験を始めた。郵便局内に梱包用のスペースと無料で使える「ゆうパケット」向けの梱包資材を用意。利用者が簡単に商品を送れるようにする。
出品時に「ゆうゆうメルカリ便」を配送方法に選んだ商品が対象。取引成立後、商品をそのまま郵便局に持ち込んで梱包できる。無料で使える梱包資材はゆうパケット用(3辺の合計が60センチ、厚さ3センチ、重さ1キロ以内)のみで、それよりも大きい商品の場合は別途「ゆうパック」向けの梱包資材を購入する必要がある。配送伝票は郵便局内に設置した専用プリンタ「ゆうプリタッチ」で出力して貼り付ける。
実験は立川郵便局(東京都立川市)、光が丘郵便局(東京都練馬区)、国立郵便局(東京都国立市)、八千代郵便局(千葉県八千代市)、美浜郵便局(千葉県千葉市)で実施。梱包資材がなくなり次第終了する。両社は今回の結果を踏まえて、他の地域での展開も検討するとしている。
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