日本郵便は3月26日、郵便物や荷物の配送に使う軽自動車を電気自動車(EV)にすると発表した。今秋から2020年度末までに東京都内の近距離エリアを走る1200台のガソリン車をEVに切り替える。
郵便・物流事業で使う車両の二酸化炭素(CO2)排出量削減施策の一環。13年度にEVの試験導入を行い、環境面や業務における実用性などを検証して導入に至ったという。
導入する車種は、三菱自動車の「ミニキャブ・ミーブ バン」(日本郵便向け仕様)。車体カラーは日本郵便のコーポレートカラー「ゆうせいレッド」で、EVならではのデザインを施す。
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