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DisneyがHuluの100%支配権獲得 Comcastとの契約で

米定額制動画配信サービス「Hulu」の権利をDisneyが完全に獲得した。Disneyは11月からHuluと競合するサービス「Disney+」を米国でスタートする。なお、日本のHuluは日テレ傘下だ。

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 米Walt Disney Companyと米Comcastは5月14日(現地時間)、両社が7対3で権利を持つ定額制動画配信サービス「Hulu」について、Disneyが同日から完全支配権を獲得したと発表した。

 引き換えに、Comcast(傘下のNBCUniversal)が持つHulu株式の33%について、売買特権付きオプション契約を結んだ。この契約により、2024年1月から、両社はHuluの33%の株式につき、全株式の評価額を最低275億ドルとして売却/購入を要求できる。

 Huluは2008年に米YouTube対抗として米News Corp.と米NBC Universalが合同で立ち上げた。Disneyは翌年に参加し、今年3月に21st Century Foxを買収したことでHuluの60%を獲得した。9.5%を保有していた米AT&T傘下のWarnerMediaは4月に持株を売却している。NBCとAT&Tはそれぞれ、独自の定額制動画配信サービスを計画中だ。

 Disneyは11月から米国で独自の定額制動画サービス「Disney+」の提供を開始する計画だ。競合するHuluをどう扱うのか注目の集まるところだ。

 なお、日本で提供されているHuluは2014年に日本テレビ放送網(日テレ)が買収しており、今回の発表とは無関係だ。

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