ニュース
楽天と西友、ドローンで離島に商品お届け 7月に商用サービス開始
楽天と西友は離島「猿島」を訪問する一般利用者に向けて、ドローンで商品を配送するサービスを7月から開始すると発表した。
楽天と西友は6月17日、神奈川県横須賀市にある離島「猿島」に、ドローンでバーベキュー用の食材や救急用品などを届けるサービスを7月4日に始めると発表した。配送料は1回500円(税込)。
利用者は楽天ドローンの専用アプリから商品を注文、楽天ペイで支払う。西友は客から注文を受け付けると、島の対岸にある「西友 リヴィンよこすか店」から専用ドローンで商品を発送、ドローンは海上を飛び、指定された時間に島内の専用ポートへ着陸する仕組み。注文できるのは精肉、野菜、酒、飲料、消耗品、救急用品など約400品目。冷蔵商品は西友が開発した専用保冷バッグを使う。
サービスの提供は9月末までの期間限定で、営業は毎週木曜日から土曜日のみ。楽天は「利用者の需要やドローン配送のノウハウを蓄積し、将来的には買い物困難者の救済や災害支援に貢献したい」としている。
関連記事
- ドローンで郵便局間輸送実験 国内初、目視なしで飛行
日本郵便は、郵便局間でドローンを使って荷物を輸送する実験を、11月7日から福島県内で始める。補助者を配置せずにドローンを目視外飛行させる予定で、日本初の試みという。 - Amazon、配送用ドローンの最新モデルを披露 数カ月中にサービス開始へ
Amazonが、ドローン配送構想「Prime Air」の新ドローンを披露。翼を兼ねる覆いがついてより安全になり、約2.3キロまでの荷物を積んで24キロまでの距離を飛行し、顧客の庭などに垂直着陸する。 - “羽根なしドローン”なぜ生まれた? ドコモ担当者が語る
「ニコニコ超会議2019」で、NTTドコモがプロペラのないドローンのデモ機を展示している。 - 「SFみたい」「カッコいい」――ネットで反響“球体ドローン”、生みの親が貫く信念
丸いボディーに映像を表示しながら飛行できる「浮遊球体ドローンディスプレイ」、プロペラがなくても空を飛べる「羽根がないドローン」など、球体のドローンを手掛けてきたのが、NTTドコモの山田渉さんだ。山田さんは「SFをサイエンスにする」をモットーに掲げ、モノづくりに取り組んできた。そんな山田さんに、ドローン開発にかける思いやこだわりを聞いた。 - 「日本水中ドローン協会」誕生 探査・救助・点検など、操縦のエキスパート育てる
「日本水中ドローン協会」が設立。水中でドローンを操り、各種調査・安全管理・水難救助などができる人材の育成を目指す。今後、各地で講習を開催する他、資格制度を新設・運営する予定。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.