マーク・ハミルなどハリウッドスターによる「モラー報告書」朗読会、ライブストリーミング
2016年米大統領選へのロシアによる介入とトランプ陣営の関与を捜査したロバート・モラー特別検察官の報告書の抜粋をハリウッドスターが朗読する劇が、日本時間の6月25日午前10時からライブストリーミングされる。マーク・ハミルやジャスティン・ロングなどが出演し、448ページの報告書から重要な部分を朗読する。
2016年米大統領選へのロシアによる介入とトランプ陣営の関与を捜査したロバート・モラー特別検察官の報告書に基づく朗読劇「The Investigation」が日本時間の6月25日午前10時から、専用サイトでライブストリーミングされる。アネット・ベニング、ケビン・クライン、ジョン・リスゴー、ジャスティン・ロングなどのハリウッドスターが出演する。
公式サイトの出演者リストにはないが、出演者の1人であるジェイソン・アレクサンダーがマーク・ハミルやジュリア・ルイス=ドレイファスも出演するとツイートした。
一般に“モラー報告書”と呼ばれるこの報告書(正式タイトルは「Report on the Investigation into Russian Interference in the 2016 Presidential Election」)は、モラー氏が約2年をかけて、約500人の証人を調べた結果をまとめた報告書。4月18日に米司法省(DoJ)が一般向けに公開(リンク先はPDF)したが、448ページの公開版は多くの個所が黒く塗りつぶされている。
報告書の結論は、大統領選でのトランプ陣営とロシア当局の結託はなかったというものだが、大統領による司法侵害を示す多数の証言が記載されている。大統領を弾劾できるような決定的な証拠はないが、通読すれば大統領への不信感が高まる内容だ。
朗読劇は、モラー報告書から「トランプ大統領が正義を妨害しようとしたこと、自身の行動の真実を覆い隠したこと、虚偽の文書作成を命じたことを示す10例を抜粋し、朗読する」というものだ。このライブストリーミングを主催するLaw Worksは、超党派で法の支配の重要性などについて国民に広く教育することを目的とした組織。「報告書全体を読む時間がない人は、ぜひ朗読劇を見てほしい」と呼び掛けている。
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