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「何らかのものを採れたと期待」 はやぶさ2、着陸成功で“地下物質”回収か
探査機「はやぶさ2」が7月11日、小惑星「リュウグウ」への2回目のタッチダウンに成功。人工クレーターの付近に着陸し、物質の採取を試みた。JAXAの久保田孝さん(研究総主幹)は「何らかのものを採れたと期待している」と話した。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の探査機「はやぶさ2」が7月11日、小惑星「リュウグウ」への2回目のタッチダウン(着陸)に成功した。4月に作成した人工クレーターの付近に着陸し、物質の採取を試みた。同日午前の記者会見で、JAXAの久保田孝さん(研究総主幹)は「何らかのものを採れたと期待している」と話した。
はやぶさ2は、午前10時6分ごろに着陸。小惑星表面に触れた瞬間、金属製の小さな弾丸を発射したことも確認できたという。弾丸によって着陸地点の物質が跳ね上がり、機体のコンテナに格納できていれば、採取も成功したことになる。
JAXAは4月、はやぶさ2からリュウグウに向け、金属の塊を撃ち出す衝突装置を分離。リュウグウの表面に金属の塊をぶつけ、人工的にクレーターを作成した。その際、もともと地下にあった物質が舞い上がり、クレーターの周囲に散らばった。今回、このクレーターの付近に着陸し、表面に露出した物質の回収を試みた。
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