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写真で見る「はやぶさ2」の旅路(1/3 ページ)
地球から約3億キロの彼方にある小惑星「リュウグウ」に、探査機「はやぶさ2」が2月22日朝、タッチダウン(最初の着陸)を行う予定だ。2014年12月の打ち上げから約4年間にわたる旅路を、はやぶさ2が撮影した写真とともに振り返る。
地球から約3億キロの彼方にある小惑星「リュウグウ」に、探査機「はやぶさ2」が2月22日朝、タッチダウン(最初の着陸)を行う予定だ。岩塊との接触を避けるため、半径3メートルほどの平らな場所を狙う「ピンポイント・タッチダウン」に挑む。重大な局面を迎えたはやぶさ2だが、その道のりは長かった。2014年12月の打ち上げから約4年間にわたる旅路を、はやぶさ2が撮影した写真とともに振り返る。
「それでは地球の皆さん、行って参ります」
旅の始まりは14年12月3日。はやぶさ2は、H-IIAロケット26号機で種子島宇宙センターから打ち上げられた。初期運転の段階でイオンエンジンのトラブルに見舞われた初代「はやぶさ」に対し、はやぶさ2はトラブルもなく順調だった。翌15年3月2日、初期機能確認を終え、小惑星に向けた航行段階(巡航フェーズ)に移行し、航海が始まった。
同年12月3日には、地球の引力を利用して軌道を制御する「スイングバイ」を実施し、リュウグウを目指してかじを切った。同日夜には地球に最接近し、ハワイ諸島付近の太平洋上空約3090キロを通過した。
スイングバイ終了後、搭載する光学航法カメラ(ONC-T)で地球の画像も撮影。JAXAが「それでは地球の皆さん、行って参ります」というメッセージとともに画像を公開した。
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