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Amazonの顔認証システム「Rekognition」で「恐れ」の表情も検出可能に
Amazonのディープラーニング採用画像分析サービス「Rekognition」の感情検出で、新たに「恐れ」が加わり、幸せ、悲しみ、怒り、驚き、うんざり、おだやか、困惑と合わせて8種類になった。性別判定の精度も向上した。
米Amazon.com傘下のAWSは8月12日(現地時間)、ディープラーニング採用の画像・動画分析サービス「Amazon Rekognition」の精度と機能改善について発表した。
顔分析では検出した顔について、性別、年齢範囲、感情、"笑顔"などの属性、顔ポーズ、顔画像の画質、顔の特徴といったメタデータを生成する。
今回のリリースで、性別判定の精度が上がり、感情検出(幸せ、悲しみ、怒り、驚き、うんざり、おだやか、困惑)の精度も向上した。さらに、「恐れ」も検出できるようになった。また、年齢範囲の精度も上がった。
Amazon Rekognitionは、すべてのAWSリージョンで利用可能だ。
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