Facebook、出会い機能「Dating」を米国でも提供開始
Facebookが昨年のf8で発表し、既に19カ国で提供している出会いサービス「Facebook Dating」を米国でもスタートした。
米Facebookは9月5日(現地時間)、Facebookサービスにオプトインして利用できる出会い機能「Facebook Dating」(以下「Dating」)を米国で提供開始したと発表した。
Datingは、昨年の開発者会議「f8」で「Dating on Facebook」として発表された出会い支援機能。これまでにアルゼンチン、ボリビア、ブラジル、カナダ、チリ、コロンビア、エクアドル、ガイアナ、ラオス、マレーシア、メキシコ、パラグアイ、ペルー、フィリピン、シンガポール、スリナム、タイ、ウルグアイ、ベトナムの19カ国で公開されており、2020年初頭までに欧州でも提供する見込みだ。
「デートはプライバシーが特に重要」で、「すべての人がデートに興味があるわけではない」という理由で、この機能はオプトイン(ユーザーが有効にする)になっている。Dating用のプロフィールはFacebookのプロフィールとは別に作成でき、初期設定では名前と年齢だけが表示される。
マッチングはFacebookのAIが、サービス上で集めた膨大な個人データに基づいて行う。マッチングされた相手のプロフィールが表示されるので、興味があればプロフィールにコメントするか、「いいね」を付けることで意思表示する。
DatingにはFacebookの「友だち」のプロフィールは表示されないようになっているが、「Secret Crush」機能を使うと、最大10人までの友だちおよび(InstagramのアカウントをDatingに接続している場合)Instagramのフォロワーを追加できる。
また、新機能として、Instagramの投稿をDatingのプロフィールに追加できるようになった。
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