Levi's、Google開発の「Project Jacquard」の新ジャケットを2年ぶりに発売 198ドルから
Levi StraussとGoogleが2017年に発表した繊維状センサー「Project Jacquard」採用の新ジャケットが発売された。先代より手ごろな価格で、販売地域も拡大した。iPhoneとも連携する。
米Levi Strauss(Levi's)は9月30日(現地時間)、米Googleと共同開発した「Project Jacquard」のジャケットの新モデルを発表した。2017年発売のジャケットより安価になり、新機能も追加された。FAQによると、日本でも発売する見込みだ。
Project Jacquardのジャケットは、袖の部分のタッチセンサーをタップしたりスワイプしたりすることで、Bluetooth接続したスマートフォンを操作するというもの。先代の「Commuter Jaket」は袖にタッチセンサーを織り込む製造方法で、価格は350ドルだった。
新作の「Trucker Jacket」と「Sherpa Jacket」は、いずれも袖の部分にGoogleが開発したタッチセンシティブな布状のセンサーを織り込むのではなく、別途追加し、これと取り外し可能なBluetoothモジュールを組み合わせることでコストダウンした。Trucker Jacketは198ドル、Sherpa Jacketは248ドルだ。Bluetoothモジュールを外せば、普通に洗濯できる。
操作は以下の5種類。これで、Googleアシスタントの「My Day」の音声での再生や、スマートフォンのカメラでのリモート撮影、音楽再生、ナビゲーション、着信の再生などができる。また、袖のLEDでプッシュ通知するよう設定することもできる。
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紹介動画のユーザーは、全員AirPodsと連携させているが、もちろんAndroid端末にも対応する。iOSはバージョン10、Androidはバージョン6.0.1以降で利用可能。
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