日本郵便は10月25日、郵便局の窓口でキャッシュレス決済を2020年2月3日から導入すると発表した。切手の代金や配送料などの支払いで、クレジットカードや交通系ICカード、モバイル決済などを使えるようにする。
これまで郵便局の窓口では現金のみ取り扱っていたが、切手やはがきの代金、郵便物の配送料、店頭で売っている商品などをキャッシュレスで決済できるようにする。対応するのは「VISA」「MasterCard」などのクレジットカード、「Suica」などの交通系ICカード、「QUICPay」などの電子マネー、「PayPay」「Alipay」などのモバイル決済。
利用者の利便性向上や訪日観光客への対応が目的。20年2月3日に全国65の郵便局で導入し、5月には8500局に拡大する予定。
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