YouTubeのデスクトップ版、「ホーム」にデザイン変更と新機能
YouTubeのデスクトップとタブレット版のデザインが変わった。サムネイルが大きくなってタイトルが読みやすくなり、チャンネルのアイコンも表示される。簡易プレイリストを作ったりチャンネルを非表示にする新機能も追加された。
米Google傘下のYouTubeは11月7日(現地時間)、デスクトップおよびタブレット版のYouTubeの「ホーム」画面のデザインを変更し、新機能を追加したと発表した。同日から全ユーザーにローリングアウトしていく。
サムネイルを大きくし、チャンネルアイコンを追加
デザイン変更で、1つずつのサムネイルが大きく表示されるようになった。これで、長いタイトルでも全部表示しやすくなった半面、1度に表示されるコンテンツの量は減るので、クリエイターにとっては表示されるチャンスが減る事にもなる。
サムネイルの下にチャンネルのアイコンが表示されるようになったので、チャンネルが分かりやすくなった。また、プレビューの解像度が上がった。
コンテンツの分類も減り、「あなたへのおすすめ」と「おすすめの動画」だけになった。「登録チャンネル」と「最近アップロードされた動画」、各種トピックの分類はなくなった。
簡易プレイリストが作れる「キューに追加」
各サムネイルにカーソルを合わせると表示される2つのアイコンのうち、下のものをクリックすると「キューに追加」され、小さなウィンドウで再生が始まる。複数の動画をキューに追加すると、簡易プレイリストのように連続で再生できる。
この簡易プレイリストはWebブラウザを閉じると無効になり、デバイスを横断して利用することはできない。その場合は時計のアイコン「後で見る」をクリックする。
「チャンネルをおすすめに表示しない」
6月にモバイル版で追加された「チャンネルをおすすめに表示しない」選択が、デスクトップとタブレットでもできるようになった。
サムネイルのタイトルの右に表示される縦3点アイコンをクリックして表示されるメニューで「チャンネルをおすすめに表示しない」を選べる。これをクリック(タップ)すると、その動画のチャンネルによる動画がすべておすすめされなくなる。「興味なし」よりも数ステップ少なく非表示にできる。
興味のありそうなカテゴリタブ(近い将来に公開)
ホーム画面と「次の動画」に、ユーザーの視聴履歴に基づいて選んだカテゴリーのタブが表示されるようになる。ホームには「料理」「DIY」「最近更新した動画」などのカテゴリーが、「次の動画」では表示している動画のチャンネルの他の動画、表示している動画と似たテーマの動画などのカテゴリーが表示される。この機能は英語版のAndroidアプリでは既に利用できているものだ(日本ではまだ表示されない)。
関連記事
- YouTubeのホームフィードと検索結果にショッピング広告
YouTubeのホームフィードと検索結果にショッピング広告が表示されるようになった。例えば「ランニング」と検索するとスニーカーのショッピング広告が表示される。 - YouTube、クリエイターの新収益化ツール「Super Stickers」提供開始
YouTubeがクリエイター向けの新収益化ツール「Super Stickers」をリリースした。視聴者が実況動画のストリームで購入して投稿する画像やアニメ画像で、価格は200円〜5000円。 - Google、YouTubeの視聴履歴自動削除機能を追加 Googleマップのシークレットモードもローリングアウト
Googleが、プライバシー強化の3つの新機能を発表した。Googleマップのシークレットモード、YouTubeの履歴の自動削除機能、Googleアシスタントに口頭で音声録音を削除させる機能だ。 - YouTube、「おすすめ」に3つの改善 「次の動画」で特定チャンネル非表示指定など
「次の動画」に問題のある動画が表示されるなどの問題が指摘されているYouTubeが、ユーザーに勧める動画の機能の改善を発表した。「次の動画」のメニューで特定チャンネルからの動画を表示しないように指定できる他、2つの改善が段階的に追加される。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.