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T-MobileのレジャーCEO、4月末に退任 後任は現社長のシーバート氏
T-Mobileが、ジョン・レジャーCEOが来年4月末に退任すると発表した。同氏は退任まで、次期CEOのジョン・レジャー社長とともにSprintとの合併作業に集中する。WeのCEO就任報道については「打ち合わせをしたことはない」と否定した。
米携帯キャリア3位のT-Mobileは11月18日(現地時間)、ジョン・レジャーCEOが来年4月末に退任し、後任として現社長兼COO(最高執行責任者)のマイク・シーバート氏が5月1日付でCEOに就任すると発表した。レジャー氏は取締役には留まる。
同社は米携帯キャリア4位でソフトバンク傘下のSprintとの合併作業中。レジャー氏は今後合併作業に集中する。米州政府による訴訟をクリアすれば取引が完了すると見られている。
シーバート氏は2012年にレジャー氏が採用した。レジャー氏は「私はよくマイク(シーバート)が私の息子だとジョークを飛ばすが、実際彼は私の弟子であり、懐刀であり、友人なのだ」とツイートした。また、「マイクは次期CEOとして最適の選択だ。(レジャー氏がCEOに就任してからの)7年間に成し遂げたことを彼が引き継ぎ、さらに推進していくと確信している」ともツイートした。
レジャー氏については、米The We Company(以下、We)の次期CEO候補に上がっていると報じられているが、発表後の電話会見の質疑応答でレジャー氏は、WeのCEOになるために会談したことはないと語った。
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