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YouTube、クリエイター向け著作権侵害申し立て対策ツールを改善
YouTube Studioに、動画に対する著作権侵害の申し立てに対処するための3つの改善が追加された。
米Google傘下のYouTubeは12月19日(現地時間)、クリエイター向けの3つの著作権侵害対策ツールを追加したとサポートページで発表した。
まず、YouTube Studioのダッシュボードに著作権侵害に関する情報が表示されるようにした。Content IDによる申し立てを受けたことがダッシュボードに表示され、それをクリックすると、申し立てを受けて削除された動画や違反警告を解決するために実行できることを確認できるようになった。
2つ目は、動画著作権の詳細ページに追加した「Assisted Trim」というツールだ。著作権違反を申し立てられた動画から、違反している部分を手軽に編集できるようになる。
申し立ての影響を受ける部分が強調表示にされ、例えば音楽の著作権侵害の場合は、その部分をカットするか、音楽を変えるか、ミュートするかを選べる。
3つ目は、ダッシュボードの[動画]ページのフィルタに「著作権侵害の申し立て」を追加した。このフィルタで申し立てられた動画が一覧でき、そこから詳細ページを開ける。
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YouTubeは、2020年にはさらに多くの改善を追加するとしている。
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