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Netflix、予想を上回る増収増益 競合「Disney+」開始の米国の会員数増は鈍化
Netflixの2019年第4四半期の決算は、予想を上回る増収増益だった。世界での有料会員数も31%増の1億605万人と好調。だが競合する「Disney+」がスタートした米国での有料会員数増加率は鈍化した。
米Netflixは1月21日(現地時間)、2019年第4四半期(10〜12月)の決算を発表した。売上高は前年同期比31%増の54億6700万ドル、純利益は税制上の恩恵もあり、4倍以上の5億8700万ドル(1株当たり1ドル30セント)だった。
売上高、1株当たり純利益ともに、アナリスト予測(売上高は54億5000万ドル、純利益は52セント)を上回った。
注目のメンバーシップ(有料会員)数は同四半期中に世界で833万人増加し、前年同期比31%増の1億605万人だった。米国内での増加は42万人と、前四半期の52万人よりさらに減速した。第4四半期には、米Walt Disney Companyの定額動画配信サービス「Disney+」が米国でスタートした。
2020年第1四半期の世界での契約者数は700万人増加すると予測した。これは、アナリスト予測の786万人を下回る。
Netflixは20日、スタジオジブリの21作品の配信権を獲得し、日本と北米を除く世界で2月から配信すると発表した。
Walt Disney Companyは21日、Disney+の英国および欧州の一部での提供を予定より1週間前倒しし、3月24日に開始すると発表した。
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