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メルカリ、トイレットペーパーなど出品を取り締まり デマに乗じた高額転売など抑制狙い

メルカリは、フリマアプリ「メルカリ」でのトイレットペーパーやティッシュペーパーの出品について、必要に応じて入手経路確認や商品削除、アカウント制限などを行うと発表した。

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 メルカリは3月3日、新型コロナウイルスの感染拡大に乗じたデマの拡大を受け、フリマアプリ「メルカリ」でのトイレットペーパーやティッシュペーパーの出品について、必要に応じて入手経路の確認や商品の削除、アカウントの利用制限などを行うと発表した。

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 SNSなどでは2月末から「新型コロナウイルスの影響でトイレットペーパーとティッシュペーパーが品薄になる」といった投稿が拡散され、不安に思った人々による買い占めが起きている。

 これに対し、経済産業省は3日、「(トイレットペーパーなどは)原材料調達は中国に依存しておらず、製品在庫も十分にある」と公表。落ち着いた行動をとるよう呼びかけている。

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 メルカリは2月28日、「トイレットペーパーなどの取引が著しく増えたという事実はない」としたうえで、ユーザーに「社会通念上適切な範囲での出品・購入」を呼びかける注意喚起に対応を留めていたが、3月3日以降は高額出品されたものを中心に商品削除などの対応を始めるなど制限を強めた。

 同社は2月、マスクやウエットティッシュ、消毒用アルコール、除菌用ハンドジェルなど、コロナウイルス感染の予防をうたう商品については取引制限を始めるなど、相場価格とかけ離れた商品の高額転売対策を打ち出している。

 メルカリには2月末から3月初めに掛けて、「新型コロナウイルスに効く」として花こう岩の出品が相次いでいたが、メルカリによれば3月4日の時点でほとんどを削除したという。 マスクについても削除対象とする金額の基準を引き下げ、実際に商品削除を行うなど、対応を強化している。

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