Facebook、メッセンジャーの単体デスクトップアプリをWindowsとMacで公開
Facebookが50人まで参加可能なビデオチャットもできる「Facebook Messenger」のMacおよびWindowsアプリを公開した。新型コロナの影響で、この1カ月でデスクトップのWebブラウザからMessengerのビデオチャットに参加する人が2倍以上になっていたとしている。
米Facebookは4月2日(現地時間)、動画チャットもできるメッセージングサービス「Facebook Messenger」のWindowsおよびMac向けアプリをそれぞれのアプリストアで公開した(記事下の「関連リンク」にリンクを追加しました)。
Facebook Messengerは、これまでもWebブラウザでFacebookを開くことで利用できたが、単体アプリになることで、ブラウザでタブを探したりする必要がなくなる。Facebookは昨年のF8で、デスクトップアプリを年内に公開するとしていたが、それがようやく実現した。
スマートフォンよりも大きい画面でビデオチャット(Web会議)ができる。Web会議サービス「Zoom」ではやっているオンライン飲み会もやりやすくなる。Facebook Messengerのビデオチャットに1度に参加できる人数は50人までだ。
ダークモードに設定でき、GIFもサポートする。
Facebookによると、Facebook Messengerでの音声および動画チャットをデスクトップのWebブラウザから行うユーザーは、新型コロナウイルス感染症対策で家に留まる人が増えたこともあり、この1カ月で2倍以上になったという。
ビデオ通話については、米Microsoftは「Microsoft Teams」のDAUが4400万人と3月20日に発表しており、米Zoom Video Communicationsは「Zoom」の利用者が2億人以上になったと4月2日に発表した。
関連記事
- 「Facebook Messenger」アプリから「発見」タブ消滅 「チャット」と「友達」のみに
「Facebook Messenger」アプリから「発見」タブが消え、タブは「チャット」と「友達」の2つになった。ゲームは検索で探せる。「友達」タブの下は「ストーリーズ」と「オンライン」のサブタブに分かれた。 - Facebook Messenger、高速化し、WindowsおよびmacOSアプリ登場へ
Facebookが年次開発者会議「F8 2019」でFacebook Messengerのデスクトップアプリやビデオチャットでのビデオ鑑賞機能、アプリの高速化などを発表した。 - 「Facebook Messenger」、LINEに続きグループビデオ通話対応 6人まで同時表示
Facebookが、メッセージアプリ「Facebook Messenger」にグループビデオ通話機能を追加した。50人までが参加でき、画面には6人同時に表示できる。買収した「MSQRD」の3Dマスクも使える。 - ZoomのCEOが一連の問題について謝罪 修正と透明性を約束
新型コロナの影響でユーザーが急増したWeb会議サービスZoomで次々と明らかになった問題について、創業者CEOが謝罪し、向こう90日間リソースを集中して対策に取り組むと約束した。過去3カ月でユーザー数は1000万人から2億人に増加したという。 - Microsoft Teams、新型コロナで過去1週間のユーザーが1200万人増
新型コロナウイルス対策でテレワークが増加する中、Microsoftがチームコラボレーションサービス「Microsoft Teams」のユーザー数が過去7日間で1200万人増加し、4400万人を超えたと発表した。年内に追加する新機能も予告した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.