速報
Google、Web会議サービス「Meet」のプレミアム機能無料化期間を9月末まで延長
Googleが、新型コロナ対策支援で3月に開始したG Suiteのプレミアム機能の無料化の期間を9月末まで延長した。Web会議サービス「Google Meet」(旧Hangouts Meet)での250人同時参加会議などが無料で利用できる。
米Googleは4月9日(現地時間)、3月に新型コロナウイルス感染症対策支援の一環として発表した「G Suite」のプレミアム機能の無償提供の期間を、当初の7月1日までから9月末までに延長すると発表した。
無償になっているのは、以下の3つのプレミアム機能。
- 最大250人が同時参加できるビデオおよび音声会議(Google Meet、Google Chat)
- ドメイン内での最大10万人に配信できるライブストリーミング
- Googleドライブへの会議記録
なお、Google MeetとGoogle Chatは、発表当時Hangouts MeetとHangouts Chatという名称だったものだ。同社は8日にこれらのサービス名を変更した。
プレミアム機能はデフォルトで無効になっているので、ヘルプページを参照に有効にする必要がある。
Googleによると今週(4月6日の週)、1日当たり200万人の新規ユーザーがGoogle Meetに接続するという新記録を更新したという。また、ユーザーは1日当たり20億分(=約3333万時間)以上をGoogle Meetで過ごしているとしている。
ちなみに、米Microsoftは同日、Google Meetと競合するチームコラボレーションサービス「Microsoft Teams」の3月末時点の1日当たりの実行時間が27億分(=4500万時間)だと発表した。
関連記事
- Google、企業向け「G Suite」の「Hangouts Meet/Chat」を「Google Meet/Chat」に改称
Googleの企業向け「G Suite」のWeb会議サービスの名称が「Hangouts Meet」から「Google Meet」に変わった。音声チャットも「Google Chat」になった。 - Google、新型コロナ対策として全「G Suite」で250人ビデオ会議機能などを無料提供
Googleが新型コロナ対策で在宅化している企業や学校の全「G Suite」ユーザーに向けて、最大250人参加可能なビデオ会議や10万人に配信可能なライブ配信機能などを無償で提供する。7月1日までの限定だ。 - 「Microsoft Teams」の1日当たり会議時間が3月中旬から3倍増の27億分に
新型コロナウイルス対策で在宅勤務が増える中、Microsoftがチームコラボレーションサービス「Microsoft Teams」の1日当たりの会議時間が3月末時点で27億分(4500万時間)になったと発表。3月16日は9億分だったので、3倍に増加したことになる。 - ZoomのCEOが一連の問題について謝罪 修正と透明性を約束
新型コロナの影響でユーザーが急増したWeb会議サービスZoomで次々と明らかになった問題について、創業者CEOが謝罪し、向こう90日間リソースを集中して対策に取り組むと約束した。過去3カ月でユーザー数は1000万人から2億人に増加したという。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.