BGMにビデオ通話、スマートスピーカーがあるとテレワークがはかどる理由(2/2 ページ)
自宅だとなかなか作業に集中できない。そんなときはスマートスピーカーが役に立つ? 音楽視聴やビデオ通話などの活用例を紹介。
スマホとのビデオ通話も
さらに便利なのが通話機能。Amazon Echoシリーズでは「Amazon Alexa」アプリ、Google HomeやGoogle Nestシリーズでは「Google Duo」アプリを使って音声通話ができる。両者ともディスプレイ&カメラ付きの最新モデルでは、音声通話だけでなく顔を見ながらのビデオ通話も可能。スマートスピーカー同士だけでなく、Alexaアプリをインストールしたスマホとスマートスピーカー間でも音声通話やビデオ通話ができる。これらの通話はインターネット経由でつながるため、自宅のWi-Fi経由で接続している限り、電話代のような別途の通信費は発生しない。つまり必要とあらば、つなぎっぱなしにすることもできる。
PCやスマホ向けのビデオチャット、ビデオ会議ツールは多くあるが、つなぎっぱなしにすればそれなりに端末に負荷がかかる。場合によってはほかの作業に支障をきたすこともあるだろう。その点スマートスピーカーは、それ自体で何か作業をするわけではないので、必要ならばコミュニケーションに特化したデバイスとして活用できる。
筆者の場合はPCのモニターの横にディスプレイ付きの「Echo Show」を置いているのだが、隣の席の人と話しながら作業する感覚で、ビデオ通話しながらPCに向かっている。事前の登録などの必要はあるが、他のビデオ会議ツールのように画面を切り替えたりする手間なく、話しかけるだけでつながる手軽さは大きな魅力といえる。
家電操作も音声で
また筆者宅では、照明器具やエアコンの操作もスマートスピーカーからできるようにしている。日が落ちて暗くなってきたら照明の明るさをアップする、体感温度にあわせてエアコンをオン/オフするといった操作も、スマートスピーカーに話しかけるだけ。いちいちデスクから立ち上がらずに済むので、作業が途切れない。ただあまり音声操作に頼りすぎると、今はただでさえ少なくなっている、歩く機会を完全に失ってしまうので、その点は注意が必要だ。
このほかにもニュースの読み上げや、ディスプレイ付き端末ならニュース動画の再生、部屋にこもっていると鈍感になりがちな天気予報のチェックなど、情報の収集にもスマートスピーカーがあると便利。これらはもちろんPCやスマホでもできるが、画面を切り替える手間なく目の前の作業に集中しながら話すだけの手軽さは、スマートスピーカーならではのものだ。何より常に話しかけられる相手がいるというのは、テレワークの孤独さを忘れさせてくれる。今こそぜひ、スマートスピーカーを活用したい。
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