Google、混沌のコミュニケーション系アプリ担当を1チームに統合
GoogleでG Suiteを統括するハビエル・ソルテロ副社長が、モバイルコミュニケーションアプリのGoogle Duo、メッセージ、電話も担当することになった。これでGmail、Google Meet、Google Chat、ハングアウトを含むすべての同社のコミュにケーション関連サービスを1チームで担当することになる。
米Googleで「G Suite」担当副社長を務めるハビエル・ソルテロ氏が、モバイルアプリの「メッセージ」「Duo」「電話」も統括することになったと米The Vergeが5月7日(現地時間)、ソルテロ氏のコメントと、Googleからの声明文を添えて報じた。
これで、同社が多数抱えるコミュニケーション関連アプリ(Gmail、Google Meet、Google Chat、Google Duo、ハングアウト、メッセージ、電話)を1人の責任者が管理することになった。
ソリテロ氏は昨年10月にG Suiteの責任者としてGoogleに迎えられ、「Hangouts Meet/Chat」の「Google Meet/Chat」への改称や無料版「Google Meet」の立ち上げなどを手掛けた。
Google Meetの無料版が登場し、ハングアウトやGoogle Duoと機能が重複するため、これらのアプリが統合されるのではないかと見る向きもあるが、ソリテロ氏はThe Vergeに対し「ユーザーは目的別に使う製品を選んでいると信じている」と語り、「人々の生活で重要な役割を果たしている」アプリを急に統合したり変更したりするのは「無責任だろう」と述べた。
つまり、少なくともすぐにはハングアウトやDuoがなくなることはなさそうだ。だが、「急に」ではなくとも、これまでよりは整理統合されていきそうだ。
ソリテロ氏はGoogle Cloudのトーマス・クリアンCEO直属のG Suite担当副社長というポジションのまま、デバイス&サービス担当上級副社長のヒロシ・ロックハイマー氏のチームにも加わる。ロックハイマー氏は、AndroidとChrome OSの責任者だ。
Googleはこの件について、ソリテロ氏が率いるチームの下、Googleのすべてのコミュニケーション製品を統合するという声明文を送った。
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