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「Facebook Messenger」、不審な相手についてAIが警告する新機能

「Facebook Messenger」で不審な相手からメッセージが来ると、AIがそれを検知して警告を表示するようになる。警告をタップすると相手を簡単にブロックでき、アドバイスも表示される。この機能はエンドツーエンドで暗号化されても機能するとしている。

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 米Facebookは5月21日(現地時間)、メッセージングサービス「Facebook Messenger」の新しい安全機能を3つ発表した。いずれもAIを採用しており、エンドツーエンドの暗号化をしていても機能する。

知らない相手からのメッセージに「知っている人ですか?」と警告

 例えば初めてやり取りする相手が怪しい儲け話をメッセージで持ちかけてくると、メッセージ画面の上部に「この人を知っていますか?」と表示され、「いいえ」をタップすると相手をブロックするためのリンクと、詐欺への対策についての説明が表示される。

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不審なメッセージで表示される警告

18歳未満のユーザーに18歳以上のユーザーからの初メッセージに警告

 18再未満のユーザーが初めてメッセージをやり取りする相手が18歳以上の場合に、やはり警告を表示する。

 Facebookは昨年3月、すべての自社SNSサービスでエンドツーエンドの暗号化を目指すと発表したが、これに対し米司法省などが計画の停止を求めた。その主な理由として、児童性愛者による犯罪防止を挙げていた。新しい警告機能は、エンドツーエンドで暗号化していても機能する。

なりすましについての警告

 ユーザーの実際の友達と同姓同名でプロフィール画像も同じアカウントを使う詐欺もAIで検出して警告する。

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「この人は本物ですか?」(左)でレビューボタンをタップすると、「このチャットはあなたの別の友達のように見える別人のものです」と表示され、偽物のブロックを促す

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