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T-Mobileの約12時間の全米回線障害、原因は「サードパーティの光ファイバー故障対策時のミスによる連鎖反応」

ソフトバンクGも大株主の米通信キャリアT-Mobileで6月15日に発生した約12時間にわたる回線障害の原因はサードパーティの光ファイバー故障だったと同社が説明。故障対策として冗長性を構築する際にミスがあり、“IPトラフィックストーム”が発生したとしている。

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 全米3位の通信キャリアT-Mobileは6月16日(現地時間)、15日に約12時間にわたって続いた通話とメッセージングの障害について謝罪し、原因を説明した。

 障害のトリガーとなったのは、東南部のサードパーティプロバイダーの専用光ファイバー回線の故障という。具体的なプロバイダー名は公表していない。この故障による回線障害を回避するため、ベンダーと協力して冗長性を構築したが、その際にミスがあって過負荷状態になり“IPトラフィックストーム”が発生してしまった。そのためVoLTEコールをサポートするIPマルチメディアサブシステムのコアネットワーク全体が過負荷状態になった。

 同社は初期の過負荷エラーの原因をまだ特定できていないが。再発防止に取り組んでいるとしている。

 米連邦通信委員会(FCC)のアジット・パイ委員長は15日、この事故について調査を開始したとツイートした。

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