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Microsoft、すべてのリアル店舗を閉鎖 コストは約4億5000万ドル
Microsoftが2009年に1号店を開店し、現在83店舗あるリアルMicrosoft Storeをすべて完全に閉鎖すると発表した。新型コロナ対策で3月下旬から閉鎖している。閉鎖に関わるコストとして約4億5000万ドル(約483億円)を計上する。
米Microsoftは6月26日(現地時間)、全米の83カ所で展開している実店舗「Microsoft Store」をすべて完全に閉鎖すると発表した。閉鎖にかかわるコストとして、現四半期で約4億5000万ドル(約483億円)を計上する。
同社は3月下旬、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策の一環として、すべての店舗を閉鎖した。その段階では一時的なものとしていたが、完全閉店に踏み切った。今後はオンラインストアに重点を置く他、レドモンドの本社キャンパス、ロンドン、ニューヨーク、シドニーにある「Microsoft Experience Center」でユーザーの対人サポートを拡大していく計画。オンラインストアでは、ビデオチャットでのサポートやセミナーを充実させていく。
実店舗の従業員チームは、主にオンラインストアでの顧客サポートに従事することになる。Microsoftは米CNBCに対し、すべての従業員に会社に留まる機会があると語った。
Microsoftのリアル店舗は、2009年10月に「Windows 7」のリリースに合わせてアリゾナ州に1号店がオープンした。2015年の「Surface Book」の発売時に開店したニューヨーク店は、Apple Storeから歩いて数分のところにある。
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