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楽天モバイル、シンガポールに新拠点 仮想化ネットワーク基盤の外販を強化
楽天モバイルがシンガポールに新拠点を設立した。仮想化技術を活用したモバイルネットワーク構築プラットフォームのグローバル販売やマーケティングを強化する。
楽天モバイルは6月30日、シンガポールに新拠点を設立したと発表した。同社が開発を進める、仮想化技術を活用したモバイルネットワーク構築プラットフォームのグローバル販売やマーケティングを強化する。
楽天モバイルの完全子会社としてRakuten Mobile Singaporeを2019年10月2日付けで設立した。代表取締役社長には島田博典氏、取締役副社長にはラウル・アトリ氏が就任する。
楽天モバイルは、これまで専用のハードウェアを使って構築されてきた携帯電話向け基地局やネットワーク機器の機能を汎用のサーバなどで動かせるようにするプラットフォーム「Rakuten Communications Platform」(RCP)を開発。日本で提供する携帯電話サービスで利用している他、グローバルの通信事業者や政府、自治体、その他の企業などへの販売を目指している。新拠点はRCPの開発センターとして稼働。RCPの販売やマーケティングの本社機能も置く。
今後は米国でのRCP販売拠点となる子会社をカリフォルニア州に設立する予定。海外展開を継続的に強化する。
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