大阪市の複合ビル「あべのハルカス」が、AI搭載カメラによって展望台の混雑状況をリアルタイムに取得、ネットで公開する取り組みを7月23日に始める。曜日や時間帯に応じた混雑予測も提供し、客が外出前に確認できるようにする。システムを提供するアースアイズと日商エレクトロニクスが発表した。
新型コロナウイルス感染予防対策として、60階にある展望台「ハルカス300」にAIカメラを設置。人物認識技術などを使って混雑状況を把握し、「やや混雑しています」「快適にお過ごしいただけます」といった情報をWebサイトにリアルタイムで公開する。
文字情報に加え、人物写真を代替画像に差し替えた施設内風景も公開。客の個人情報を保護しつつ感染対策に役立てられるようにする。
関連記事
- 凸版印刷、イベント事業者向けの感染対策サービス AIカメラでマスク装着と発熱を検知、LINEで通知も
凸版印刷が、AIカメラとLINEを活用した展示会・イベント向け感染症対策サービスを提供すると発表した。 - 「エッジAIカメラ」で振り込め詐欺を防ぐ 北洋銀行が実証実験
北洋銀行が、エッジAIカメラを使って振り込め詐欺を未然に防ぐ実証実験を行う。 - 「ながら運転」検出AIカメラ、オーストラリア州政府が導入
オーストラリアのニューサウスウェールズ州政府が、AIカメラによる「ながら運転」検出を12月1日から開始した。州内の道路に設置したカメラでながら運転ドライバーを検出する。それを人間の担当者が確認した後警告し、猶予期間後の再犯で罰金と減点を科す。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.