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3D家具の色・素材を瞬時に変更できる“VRモデルルーム” 自由自在に模様替え
大日本印刷が、VR空間上に住宅のモデルルームを再現するサービスを発表。インテリアや床の色、家具の配置、収納の開閉、光の加減などをユーザーが自由に変更できる。
大日本印刷(DNP)は7月28日、VR空間上に住宅のモデルルームを再現し、デザインを自由に変えられるサービスを発表した。設計図をもとに住宅の3Dモデルを生成するもので、インテリアや床の色、家具の配置、収納の開閉、光の加減などをユーザーが自由に変更できる。住宅メーカーなどの利用を見込んでおり、顧客が室内の様子をイメージしやすくする。
サービス名は「DNPバーチャルエクスペリエンス VRインテリアシミュレーター」。価格は、3Dモデルの作りこみに応じて500万円〜1000万円(税別)。色や素材を変更できるのは、扉や床材、クローゼットやキッチンなど。光の加減は、昼と夜の2種類から選択できる。
映像は4Kに対応する。ユーザーはVR空間内で家具の素材や製品名、ブランドを確認することも可能。家具の種類や配置は、DNPが物件ごとに設定する5種類のプリセットから選択できる。
VRの技術を使ったモデルルームは昨秋から提供していたが、これにインテリアの色や素材などを瞬時に変えられる機能を追加した。今後は、関連する製品やサービスも含めて2025年度までに20億円の売り上げを目指すという。
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