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CES 2021は“オールデジタル”で1月6日〜9日開催 2022年はラスベガスを目指す
毎年1月初旬にラスベガスで開催される「CES」が、来年は完全オンラインで開催されることになった。基調講演だけでなく、ショーフロアもバーチャルで開設する計画だ。
全米民生技術協会(CTA)は7月28日(現地時間)、世界最大の年次技術イベント「CES」は2021年、“オールデジタル”(完全オンラインのみ)で開催すると発表した。開催期間は1月6日〜9日の4日間だ。
CESは50年の歴史を持ち、毎年1月初旬にラスベガスで開催されてきた大規模な技術イベント。今年のCESには17万人以上が参加したが、「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が蔓延する中、2021年1月初旬にラスベガスで何万人もの人々を安全に集め、直接会ってビジネスを行うのは不可能だ」とCTAのゲイリー・シャピロCEOは語った。
CES 2021は「高度にパーソナライズされた」没入型体験になるという。基調講演やセッションだけでなく、CESのショーフロアのような製品ショーケースやライブデモ、ミーティングの場も提供する計画だ。
今年のIT系イベントは、1月のCESは開催されたものの、1月末から拡大し始めたコロナ禍の影響で、2月に予定されていたMWCバルセロナから軒並み中止、あるいはデジタルでの開催になった。
CES 2022は「フィジカルとデジタルの要素を組み合わせ」、「ラスベガスに戻る予定」だとしている。
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