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帰省できなくてもオンラインでお盆参り 僧侶がリモートで読経・法話を行う新サービス
僧侶がリモートで読経・法話を行うオンライン合同法要が8月16日に開催される。宗旨・宗派は問わない。参加費は1万円(税込)。
僧侶の派遣業などを手掛けるライフエンディングテクノロジーズ(東京都港区)は8月4日、宗旨・宗派を問わず誰でも参加できるオンライン合同法要を8月16日に行うと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大により、寺院に人が集まる法要の実施が難しい現在、お盆帰省が難しい人などを対象に読経、法話の様子をオンラインで配信する。参加費は1万円(税込)。
僧侶による読経、法話をYouTubeでライブ配信し、参加者はスマートフォン、PC、タブレットなどから視聴。僧侶が読経している間、参加者は墓前や自宅の仏壇で手を合わせて焼香する。時間は午後2時から3時まで。申し込みは電話または公式サイトで受け付ける。
秋のお彼岸のオンライン合同法要も実施する。期間は9月19日から25日までで、時間は未定。
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、同社は「Zoom」や「LINE」などを使い遠隔地から読経するサービス「スマート僧侶」を4月に開始。オンライン合同法要について、「遠方の家族や親族と参加し、コロナ禍でも祖先を祀るためのお盆を過ごしてほしい」(同社)としている。
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