「Oculus Connect」は「Facebook Connect」に改称し9月16日にVR開催
VR年次イベント「Oculus Connect」の名称が「Facebook Connect」に変わり、9月16日にオンラインで開催される。Oculus Venuesからも参加できる。FacebookはVR/AR研究部門をFacebook Reality Labs(FRL)に統合したことも発表した。
米Facebookは8月25日(現地時間)、今年で7回目になる年次VR/ARイベント「Oculus Connect」のイベント名称を「Facebook Connect」に改称し、9月16日にオンラインで開催すると発表した。「Facebook Live」で視聴でき、「Oculus Venues」からも参加できる。
同社はイベント名を変える理由を、このイベントが「Oculusをはるかに超える規模になった」からと説明した。たしかに昨年のOculus Connectでは「Facebook Horizon」や「Spark AR」のように、Facebookのプラットフォームにより深く関わるサービスが発表された。
Facebookのマーク・ザッカーバーグCEOは2015年のF8から、VRはモバイルの次を担うコンピューティングプラットフォームだと主張してきた。
Facebookは18日、Oculus製品へのログインにFacebookアカウントを必須にすると発表している。
同社はまた、Oculus Researchを含む複数のVR/AR研究部門をFacebook Reality Labs(FRL)に統合したことも発表した。新たなロゴも披露した。
FRLのトップはVR/AR部門全体を統括するボズことアンドリュー・ボスワース氏だが、Oculusのチーフサイエンティストのマイケル・アブラッシュ氏もとどまるようだ。
ボスワース氏は自身のFacebookアカウントで「われわれの使命は変わらない。人々がいつでもどこでもつながりを感じるのに役立つツールを構築することだ。物理的な距離に関係なく、他の人と同じ場所にいて、同じ空間を共有しているという感覚“ソーシャルプレゼンス”を実現するために努力を続けている」と語り、発表文では「ARメガネの期待に応えるために必要なテクノロジーの多くはまだ存在していない。われわれのチームはそれを実現するために懸命に取り組んでいる」とARメガネを開発中であることを示した。
関連記事
- Facebook、OculusアカウントをFacebookアカウントに統合し、Facebookアカウント必須に
Facebookが、VRサービス「Oculus」へのログインでFacebookアカウント必須にすると発表した。現行のOculusユーザーは2023年1月1日まではOculusアカウントを使えるが、新規ユーザーはFacebookアカウントが必須だ。 - Facebookの年次開発者会議「F8」も新型コロナで開催中止
Facebookが5月5日からサンフランシスコで開催する予定だった開発者会議「F8 2020」を、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)に関する懸念の高まりを考慮して中止する。動画配信などによるバーチャルなイベントを計画中だ。 - Facebook、企業の新ロゴを発表 InstagramやOculusの親会社であることをより明確に
Facebookが企業ロゴを変更する。Facebookアプリだけでなく、InstagramやOculus、CalibraなどがFacebookのサービスであることをより明確にする目的としている。Facebookアプリのロゴは変わらない。 - Facebook、「セカンドライフ」のようなVRワールド「Horizon」を「Oculus Quest」などで来年スタート
「Oculus Quest」と「Oculus Rift」で参加できるVRワールド「Facebook Horizon」が2020年にスタートする。「Second Life」のようにアバターを作ってVRワールドで友だちと話をしたりゲームをしたり、「マインクラフト」のように世界を構築したりできる。 - 逸材ぞろいのFacebookがSF世界を現実にする? 全ては「人々をつなげるため」
米Facebookのマーク・ザッカーバーグCEOは、さまざまな分野の逸材を巻き込みつつ、壮大な目標に突き進んでいます。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.