新卒採用ページ好感度ランキング、総合1位はソニー 「デザインがおしゃれ」などの声
就活情報サイト「キャリタス就活」などを運営するディスコが2021年卒業の大学4年生らを対象にインターネット調査を実施。採用ページの好感度ランキングでは総合1位にソニーが入った。そのほか、新型コロナウイルスの感染拡大で在宅時間が増加し、サイトの閲覧度合いなどに変化が見られた。
就活情報サイト「キャリタス就活」などを運営するディスコはこのほど、2021年3月卒業の大学4年生ら1115人を対象に新卒採用ページで好印象だった企業などの調査結果をまとめ、発表した。好感度ランキングではソニーが理系部門に加え、文系と理系を合わせた総合1位の2冠に選ばれた。文系1位は三井物産だった。
10人以上の学生が社名を挙げた27社をランキング化し、学生からのコメントとともに紹介した。ランキング上位の企業サイトへのコメントは(1)詳しい仕事内容を記載している、(2)先輩社員の紹介が多い、(3)情報量が豊富で操作性が高い──などの共通点があったという。
例えば、総合1位のソニーには「求める人物像が明確だった。直感的に『働きたい』と思わせるような文言とデザインのホームページだった」(理系男子)、「デザインがおしゃれ。社員紹介が充実している」(文系女子)などの声が上がった。
同2位のNTTデータには「SIという学生にとって馴染みのない事業を分かりやすく伝えていると感じた。社員紹介やプロジェクト紹介などコンテンツが豊富だった」(文系男子)、「数値でわかりやすく会社の特徴を表しているページがあった」(文系女子)などの声があり、事業内容を反映したコンテンツも学生からは好評だったようだ。
同調査によると、学生が企業研究で使う情報源は「各企業の公式ページ」が57.2%と最多に。採用ページの閲覧度合いでは「かなり目を通した」と答えた学生が、前年度比15.4ポイントの大幅増だった。閲覧手段は「スマートフォン中心」が37.9%と最多だったが、昨年調査から11ポイント減少。一方で「PC中心」が同8.9ポイント増加していた。新型コロナウイルスの感染拡大による在宅時間の増加などが影響したとみられる。
調査は7月10〜15日にインターネット上で実施。大学4年生に加え、大学院修士課程2年生も回答した。
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