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「バーチャル東京タワー」誕生 展望台やショップをVRで再現 本家も協力
広告制作を手掛けるウィスコムらが、東京タワーを再現したバーチャル空間を11月1日にオープン。東京タワーの運営元と協力し、展望台などをVRで再現した。
広告制作を手掛けるウィスコム(東京都新宿区)らは9月4日、東京タワーを再現したバーチャル空間を11月1日にオープンすると発表した。東京タワーを運営するTOKYO TOWERと協力し、展望台などをVRで再現する。コロナ禍の影響で観光が難しい中、利用者が気軽に東京タワーを見物できるようにする。バーチャル展望台の入場料は800円(税別)で、その他の施設は無料。
名称は「バーチャル東京タワー」。高さ150mの展望台「メインデッキ」や250mの「トップデッキ」に加え、タワー内のショップや飲食コーナーを再現する。
利用者は自身のアバターを操作して、360度パノラマの夜景を眺めたり、他の利用者とコミュニケーションしたりできる。ショップではバーチャル東京タワー限定のグッズを販売し、商品は購入者の自宅に後日配送する。
タワーの下には野外イベント会場を模したステージを用意し、バーチャルYouTuberによる音楽ライブやファッションショーなども開催する。
企画や運営には、オリジナルのVR空間が作れるバーチャルイベントサービス「cluster」を提供するクラスターも協力。利用者は、clusterアプリをインストールしたスマートフォンやPCなどでバーチャル東京タワーにアクセスできる。
バーチャル東京タワーの紹介映像
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