速報
Google Meetでの授業中にグループ討論を可能にする「ブレイクアウト セッション」
GoogleのWeb会議サービス「Google Meat」に、会議参加者を少人数のグループに分ける機能「ブレイクアウト セッション」が追加された。まずは教育機関向けエディション「Google Workspace Enterprise for Education」でロールアウト中だ。
米Googleは10月9日(現地時間)、Web会議サービス「Google Meet」の新機能「ブレイクアウト セッション」を教育機関向けプロダクティビティスイート「Google Workspace(旧G Suite) Enterprise for Education」に追加したと発表した。同日から数日をかけてロールアウトしていく。年内には他のGoogle Workspaceエディションでも使えるようにする予定。
ブレイクアウト セッションは、MeetでのWeb会議中に、参加メンバーをブレイクアウトルーム(小会議室)に分ける機能。授業中に生徒を小グループに分け、グループディスカッションをさせるような目的に使える。小会議室に分けられたメンバーは、簡単に元の会議に再参加できる。
この機能は、教育者からの要望が非常に多かったという。生徒を小グループでのディスカッションに参加させることで、授業への積極的な参加を促せるとしている。
1回の会議で最大100の小会議室を作成でき、モデレーター(教師)は参加者をランダムかつ均等に分けることも、名前で指定して分けることもできる。
米MicrosoftのWeb会議サービス「Teams」にも、同様の別室作成機能が10月中に提供の予定だ。
関連記事
- 無料版「Google Meet」、来年3月末まで時間無制限に
GoogleのWeb会議サービス「Google Meet」の無料版での会議時間は9月30日で60時間制限になる予定だったが、来年3月31日まで上限24時間が延長される。コロナ禍下で迎えるホリデーシーズンに活用してほしいとしている。 - Microsoft、Web会議ツール「Teams」にメンタル配慮の「バーチャル通勤」など多数の新機能
MicrosoftがWeb会議サービス「Teams」の新機能を多数紹介した。リモートワークでのストレス軽減、生産性向上のための「バーチャル通勤」や瞑想機能、8月から提供の「Togetherモード」の新シーンなどだ。 - Google、Web会議「Meet」用AI搭載ハードウェアキット、2699ドルから
Googleが、Web会議サービス「Meet」専用の企業向けハードウェア「Series One」を11月に発売する。Lenovoと共同開発した専用製品で、AIプロセッサ「Edge TPU」を搭載し、Googleアシスタントでも操作できる。 - Google、新型コロナ対策として全「G Suite」で250人ビデオ会議機能などを無料提供
Googleが新型コロナ対策で在宅化している企業や学校の全「G Suite」ユーザーに向けて、最大250人参加可能なビデオ会議や10万人に配信可能なライブ配信機能などを無償で提供する。7月1日までの限定だ。 - Google、「G Suite」を「Google Workspace」にリブランド ツール同士の連携強化、新料金プランも
米Googleが「G Suite」の名称を「Google Workspace」に変更した。ツール同士の連携強化や料金体系の拡充を行った。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.