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対応バンド無断変更の「Rakuten mini」、無償交換を再開 年末まで
楽天モバイルが、対応バンドを無断で変更したとして問題になったスマートフォン「Rakuten mini」の無償交換を再開した。12月31日午後8時まで交換を受け付ける。9月に一度交換を終了していたが「より丁寧な対応が必要」として再開した。
楽天モバイルは10月12日、スマートフォン「Rakuten mini」の無償交換を再開した。12月31日午後8時まで交換を受け付ける。同社は認証の取得や正しい認証番号の表記ができていなかったとして、6〜9月にも対象製品の無償交換を実施していたが「お客さまに、より丁寧な対応が必要」として再開を決めたという。
Rakuten miniは、楽天モバイルが1月に発売したオリジナルのスマホ。5月にはMNO回線「Rakuten UN-LIMIT」の契約を条件に、本体を1円で販売するキャンペーンが話題になった。
だがその後、楽天モバイルはRakuten miniの対応周波数帯(バンド)を、消費者などに事前の説明なしで変更。電波法で定められた認証を取得していない状態で製造・販売したとして、総務省に報告を求められるなどの問題になった。
この事態を受け、同社は事前に告知したバンドに対応しない製品(製造番号の下6桁が「356708」以前の製品と「682491」以降の製品)を対象に、6月に無償交換を開始。7月には総務省からの行政指導も受けた。
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