米Microsoft、「Microsoft Forms」を個人向けに正式リリース 「Google Forms」のようなアンケートを作成可能
米Microsoftが、アンケート作成などを簡単に行える「Microsoft Forms」を正式リリース。個人向けの機能で、マイクロソフトアカウントを持つユーザーは無料で利用可能。「Google Forms」の競合サービスだといえる。
この記事は新野淳一氏のブログ「Publickey」に掲載された「マイクロソフト、「Microsoft Forms」を個人向けに正式リリース。Google Formsのようなアンケートを作成可能」(2020年10月26日掲載)を、ITmedia NEWS編集部で一部編集し、転載したものです。
米Microsoftはこのほど、アンケート作成などを簡単に行える「Microsoft Forms」を個人向けの機能として正式リリースしたと発表しました。
Microsoft Formsは管理者がフォームを設定し、それを公開することでアンケートやクイズなどを作成できるサービスです。アンケートを作成できるサービスとしては「Google Forms」がよく知られていますが、Microsoft Formsはその競合サービスだといえます。
フォームにはまず1問目の質問を入力し、回答方法として「選択肢」「テキスト」「評価」「日付」などを選択し、選択肢であればそれぞれの選択肢の内容を入力。これを2問目、3問目と必要なだけ繰り返していきます。
アンケートでよくある、「問4が『いいえ』の場合は問7へ飛ぶ」といった設定も可能。作成したフォームはURLで共有するか、iframeでWebページに埋め込むこともできます。
回答は自動的に集計、グラフ化されて表示されます。またXLSX形式でダウンロードし、Excelで開くこともできます。
Microsoft Formsはマイクロソフトアカウントを持つユーザーなら無料で利用可能。個人向けのMicrosoft 365 Personalライセンスを持つユーザーは、より多くの回答者への対応など高度な機能が利用可能となっています。
関連記事
- 北國銀行、情報システム基盤にMicrosoft Azure採用 行内のクラウド化を推進
北國銀行が、社内の情報システム基盤に「Microsoft Azure」と「Microsoft 365」を採用した。勘定系システムの稼働基盤など行内のクラウド化を進める。 - Microsoft、宇宙事業「Azure Space」でイーロン・マスク氏のSpaceXと提携
Microsoftが宇宙事業「Azure Space」を発表した。パートナー企業の衛星の膨大なデータの処理などを支援していく。また、SpaceXの衛星通信ネットワーク「Starlink」を新モジュール式データセンターMDCで採用する。 - マルチクラウド環境のWindows/LinuxサーバをAzureで集中管理 「Azure Arc enabled servers」が正式サービス
米Microsoftが「Ignite 2020」で、「Azure Arc enabled servers」が正式サービスになったと発表。Microsoft Azureを中心とするマルチクラウドプラットフォーム「Azure Arc」に対応するサーバ。Microsoftのマルチクラウド戦略の核ともいえるAzur Arcが本格的に動き始めたといえる。 - Microsoftが構築したVMware環境「Azure VMware Solution」、正式サービス開始
米Microsoftが「Ignite 2020」で、「Azure VMware Solution」の正式サービス開始を発表。Microsoftが設計、構築、運用、サポートを行い、VMwareによる認定と推奨を受けた、Microsoft Azure上のVMware環境。顧客は、既存のオンプレミスやデータセンター上に構築されたVMware環境のシステムなどを容易にMicrosoft Azureへ移行できる。 - 日本MS、打倒AWSに意欲 行政クラウド事業を強化 吉田社長「ナンバーワン目指す」
日本マイクロソフトが2021年度(20年7月〜21年6月)の経営戦略を発表。競合のAWSが先行する中、行政クラウド事業を強化する。吉田仁志社長は「ナンバーワンを目指す」と意気込む。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.