「地図マピオン」リニューアル、読み方が分かる「えきのなまえマップ」など追加
ONE COMPATHがiOSアプリ「地図マピオン」を大幅リニューアル。ベクトルタイル形式の地図データを標準とし、「境界線マップ」や「えきのなまえマップ」など多彩な地図を追加した。
地図情報サービスのONE COMPATHは11月30日、iOS用アプリ「地図マピオン」の大幅リニューアルを発表した。これまで試用版として提供していたベクトルタイル形式の地図データを標準とし、「境界線マップ」や「えきのなまえマップ」など多彩な地図を追加した。
地図の切り替えは画面右下の「map」ボタンで行う。地図を回転させたり、鳥瞰表示させたりと、自由に視点を変えられるベクトルタイル形式の地図がデフォルトになっている。選択画面で「旧デザイン」を選ぶと従来のラスタータイル形式の地図に切り替えられる。
追加された「境界線マップ」は、町丁目単位まで境界線がはっきりと見える地図。1つのエリアをタップすると該当箇所がハイライト表示されるため、飛び地(地理的に分離している土地)も分かりやすい。
「えきのなまえマップ」は、駅名がひらがなだけで表示される地図(β版)。同社の実験サイト「マピオンテックラボ」で今年1月に公開したもので、利用者の反響が大きかったためアプリ版にも追加したという。
この他、地図中心部の最寄り駅やマップコード、海抜情報などをアプリ起動時から画面下部に常時表示するようになった。画面上部には「コンビニ」や「コーヒー」「ラーメン」「駐車場」など11のカテゴリーが並び、タップするだけで周辺の店舗などが分かるようになった。
今回はiOS版のみの先行リリース。Android版は順次開発中としている。
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この記事は、地図と位置情報のニュースを中心とした情報サイト「GeoNews」から転載したものです。URLはこちら。
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