北海道・札幌市内で毎冬行われる雪の祭典「さっぽろ雪まつり」について、2021年は「オンライン開催」になると、実行委員会が12月14日に発表した。過去の雪まつりや札幌の魅力を動画で紹介したり、街頭ビジョンに映したり、市民の応募による写真コンテストなどを行う。
【更新:2020年12月14日午後3時:オンライン開催が決定したため、見出しと本文を修正しました。】
さっぽろ雪まつりは1950年にスタートし、例年、2月に行われてきた。大通り公園に巨大な「大雪像」や中小の雪像が、「すすきの会場」には多数の氷像が設置され、多くの観光客を集める。
21年のさっぽろ雪まつりは、新型コロナウイルス感染症の流行により、大雪像は制作せず、規模を縮小して中・小雪像などだけで開くことを6月の時点でいったん決めていた。
だが、札幌市は現在、新型コロナウイルス警戒ステージ「4相当」の状態が続き、コロナへの集中対策期間も1月15日まで継続が決まっていることなどから、リアルでの雪まつり開催は困難と判断。オンラインで開催することにした。
オンライン雪まつりでは、雪まつりやウインタースポーツなど札幌の冬の魅力を紹介する動画を作成し、公式Webサイトや市内各所のビジョンに加え、イベント期間中に仮設するビジョン等を通して発信する他、過去の雪まつりの歴史を配信したり、市民の応募による「雪」をテーマとした写真コンテストを行ったり、札幌ならではの品を通販する――といった企画を展開する。
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