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NHKが公式noteアカウント立ち上げ 取材過程やノウハウ公開
NHKがコンテンツ配信サービス「note」で公式アカウントを立ち上げ、放送時に使用されなかった取材の裏話や取材方法などを紹介する「NHK取材ノート」を始めると発表した。
NHKは12月14日、コンテンツ配信サービス「note」で公式アカウントを立ち上げ、放送時に使用されなかった取材の裏話や取材方法などを紹介する「NHK取材ノート」を始めると発表した。
20代から30代のNHK報道記者やアナウンサー、ディレクター、カメラマンなどが取材時の情報をまとめた「取材ノート」を公開することで、テレビでは伝えきれなかった情報や取材対象の熱い思いなどを発信する。取材ノートには、取材先の反応や記者の気付きなども書き込まれているといい、取材メモの内容を可能な限り公開するという。
公式アカウントを立ち上げた背景には放送できる尺の短さがあるという。NHKによるとニュースで使用されるのは1本当たり数十秒から数分程度だといい、「多くの人が長文で熱量ある記事を投稿している『note』という空間は最適だと考えた」とアカウントを立ち上げた経緯を説明している。
NHKは「情報公開請求などを利用して不正を暴き出す調査報道や、オープンデータを利用して情報の可視化を試みるなど、新たなジャーナリズムの模索も始まっている」として、「noteではこれまで非公開だった部分も公開し、ノウハウを共有できる場にもしたい」としている。
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