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Samsung、秘書ロボット「Care」と家事ロボット「Handy」のコンセプトを披露:CES 2021
Samsungが、ユーザーの行動を見つつアドバイスしたり予定を知らせたりビデオ会議システムになったりするロボット「Bot Care」と、ワインをグラスに注いだり脱ぎ捨てられた服をしまったりするロボット「Bot Handy」をコンセプトモデルとして披露した。
韓国Samsung Electronicsは1月11日(米東部時間)、オンラインイベント「CES 2021」で公開した動画で、AI搭載のアシスタントロボット「Bot Care」と家事ロボット「Bot Handy」を発表した。いずれもまだコンセプト段階で製品化の予定は未定。
Bot Careはユーザーの動きを認識し、対応する「助手兼仲間」として機能するロボット。コンセプト動画(記事末に転載)では、家で仕事中のユーザーに「PCを長時間使いすぎです。ストレッチして少しお休みになったらいかがでしょう?」とアドバイスしたり、ユーザーの予定を把握しており、「数分後にビデオ会議が始まる予定です」と言いながら自分のディスプレイを開き、そこにビデオ会議画面を表示したりする様子を紹介している。
Bot Handyは、オブジェクトを認識し、そのオブジェクトにふさわしい対応を行うロボット。コンセプト動画では、テーブルの上の食器を掴んで食洗機に入れたり、ワインをグラスに注いだり、花を生けたりしている。オブジェクトの材質にも配慮して、デリケートなものはそっと掴む。「信頼できるパートナーとして、散らかった部屋の掃除や食後のテーブルの片付けなどの家事を手伝える」とSamsungは説明する。
発売時期は不明だが、Samsungは「そう遠くない未来」としている。
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