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Google Cloud FunctionsがRubyのサポートを発表 ローカル環境での開発やテストを可能にするフレームワークも

米Googleが「Google Cloud Functions」でRubyをサポート。対応するバージョンはRuby 2.6と2.7。Rubyでサーバレス環境の関数を開発支援するフレームワーク「Functions Framework for Ruby」もオープンソースで公開した。

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この記事は新野淳一氏のブログ「Publickey」に掲載された「Google Cloud FunctionsがRubyのサポートを発表。ローカル環境での開発やテストを可能にするフレームワークも」(2021年1月19日掲載)を、ITmedia NEWS編集部で一部編集し、転載したものです。

 米Googleはこのほど、「Google Cloud Functions」でRubyをサポートすると発表しました。

 Google Cloud FunctionsはGoogle Cloud上でサーバレス環境を実現するサービスです。HTTPからのアクセスやストレージへのデータの保存などのイベントが発生すると、あらかじめ保存されていた関数が実行される仕組みを持ちます。

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 例えば、ストレージに画像が保存されると自動的にサムネイルを作成して保存する関数を実行する、HTTPでアクセスされるとデータベースからデータが検索され最新データをHTMLに書き込む関数を実行する、といったイベントドリブンな処理を効率的に実行できます。

 Google Cloud FunctionsのRubyサポートにより、この関数をRubyで記述することが可能になります。対応するバージョンはRuby 2.6と2.7。

 Googleは、あわせてRubyでサーバレス環境の関数を開発支援するフレームワーク「Functions Framework for Ruby」をオープンソースで公開しました。

 Functions Framework for Rubyは、Google Cloud Functions、Google Cloud Runなどをはじめとする、Kubernetes上でサーバレスを実現するフレームワークであるKnativeベースのサーバレス環境に対応。

 これを用いることでさまざまな関数のRubyでの記述が容易になるだけでなく、ローカル環境での開発、テスト、実行も可能にします。

 Google Cloud FunctionsのRubyサポートは現在プレビュー段階。Functions Framework for Rubyの対応もα版となっています。

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