AWS、Amazon RDSのデータベースを任意の時点に戻せる機能 AWS Backupに追加
米AWSが、Amazon RDSのデータベースをいつでも任意の時点の状態に戻せる、継続的バックアップ機能とPoint-in-timeリカバリー機能をAWS Backupサービスでサポートしたことを発表した。
この記事は新野淳一氏のブログ「Publickey」に掲載された「AWS Backupの新機能、Amazon RDSのデータベースを任意の時点に戻せる「継続的バックアップ」と「Point-in-timeリカバリー」が登場」(2021年3月12日掲載)を、ITmedia NEWS編集部で一部編集し、転載したものです。
米Amazon Web Services(AWS)は3月10日(現地時間)、Amazon Relational Database Service(Amazon RDS)のデータベースをいつでも任意の時点の状態に戻せる、継続的バックアップ(continuous backup)機能とPoint-in-timeリカバリー機能をAWS Backupサービスでサポートしたことを発表しました。
AWS Backupは、Amazon EC2インスタンスやAmazon EBSボリューム、Amazon DyamoDBのテーブル、Amazon EFS、AWS Storage Gatewayのボリュームなど、さまざまなAWSのサービスに対してデータのバックアップ機能を提供するサービスです。
Amazon RDSにはスナップショット機能があり、これを定期的に実行することで過去のスナップショットからデータベースを復旧することができます。
今回、AWS Backupの機能として追加された継続的バックアップとPoint-in-timeリカバリー機能は、Amazon RDSのスナップショットとは独立した別の機能となります。
継続的バックアップは、有効にすると継続してデータベースのバックアップを取り続け、最大で35日間分を保持します。
Point-in-timeリカバリー機能により、データベースに何らかの異常が起きた場合、このバックアップの任意の時点にデータベースの状態を戻すことができます。
また、これまではAmazon RDSの管理画面からデータベースごとにバックアッププランなどを設定する必要がありましたが、今回の新機能によりAmazon RDSの管理画面に触れることなく、AWS Backupの管理画面だけでAmazon RDSに対するバックアップポリシーなどの設定を行い、バックアップの実行を行うことができるようになります。
これによりAWS BackupはさまざまなAWSのサービスを横断した統合的なバックアップ機能を一層強化することになります。
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