Samsung、「今年はGalaxy Note発売見送るかも」 半導体供給不足にも言及
Samsungの年次株主総会で、DJコー氏が「Galaxy Note」シリーズの今年の発売は困難だと語った。同氏は潜在的問題として「世界のITセクターにおける半導体需要の深刻な不均衡」を挙げた。
韓国Samsung Electronicsは3月17日(現地時間)の年次株主総会で、毎年新モデルを発表しているフラグシップ端末「Galaxy Note」シリーズを2021年中には発表しない可能性があると語った。米Bloombergが報じた。
モバイルコミュニケーション部門トップのDJコー氏は「Noteシリーズはわが社のハイエンドモデルと位置づけられている。1年に2つのフラグシップモデル(もう1つは「Galaxy S」シリーズ)を発表するのは負担になる可能性があり、Noteシリーズのリリースは困難になる可能性がある。来年にはNoteシリーズの発売を目指している」と語った。コー氏はまた、ラインアップの合理化が重要だとも語った。
1月発表の「Galaxy S21」シリーズのハイエンド「Ultra」がNoteシリーズの売りである「Sペン」に対応したことから、Noteシリーズは終了になるのではないかといううわさもあるが、コー氏は来年にはNoteを発売する意向を示した。
コー氏は、半導体不足についても言及した。「世界のITセクターにおける半導体需要の深刻な不均衡」を同社の潜在的問題として挙げた。
Samsung自身も独自のプロセッサを製造しているが、同社のスマートフォンの多くは米Qualcommなど他社のプロセッサを採用している。
米Appleも1月、半導体の供給が「非常にタイト」で製品販売に影響していると語った。
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